蜂食文化の継承「キャッチ&イート」第2弾 〜蜂を美味しく食べよう〜
2年ぶりの登場、建設課S改め農林課のSです!
ちなみに2年前は下記のnoteで登場しました。
この度、「大きな蜂の巣」が捕獲できましたので、Sのハニーハントエピソードをご紹介します!
今回のターゲットは皆さんもご存知のとおり、そして一度は目にしたことがある「キイロスズメバチ」
巣の大きさは、なんと50cm以上!!
ちなみにキイロスズメバチは、5月から巣作りを始め10月頃までに巣を大きくしていきます。巣の大きさは最大で80cm以上、成虫の数が1,000匹を超えることもあります。想像するだけでもガタブル。
今回は9月中旬の駆除でしたが、もし駆除されていなければこれよりも大きくなっていました・・・。
ここでスズメバチの取り方をご紹介します!
①煙幕に火をつける。
②煙幕から煙が出てきたらスズメバチの巣に入れる。
※煙によって巣の中の蜂を気絶させる。
③蜂の活動が弱まったら巣にビニール袋を被せてのこぎり等で巣を切り取る。
④飛んでる蜂を網等で捕獲して駆除完了
作業の様子は以下のとおり
大きい!重さは2kg以上で、巣が6段ありました!
家に帰って巣を解体していきます。
もう1回煙幕で気絶させて、成虫と幼虫・蛹に分別していきます。
今回獲れた幼虫と蛹がこちらになります。
ここからが本題です。
今回のSのハニーハントレシピは、捕獲した貴重な食材「キイロスズメバチ」の素揚げです。原型そのままです!一部界隈から悲鳴が聞こえてきそうですが・・・。
早速いただきます。ん〜美味しいです!!食感はサクサクで、エビのからあげを食べているみたいです!少し塩を振って食べるとお酒のつまみにピッタリな味になりました。美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
さて、今回のハニーハントエピソードはいかがでしたでしょうか!?
東御市には、オオスズメバチ・キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・クロスズメバチ他たくさんの蜂が生息しています。まだまだ活動する季節ですので皆さん不用意に近づかず気を付けましょう。
蜂は危険な生き物ですが、その一方で長野県を中心に伝統的な郷土料理として親しまれてきました。捕獲した「生き物の命」を大切にいただくという精神にも通じています。
また、山々に囲まれている長野県は伝統的に狩猟した熊や鹿のお肉も大切に頂いていました。今はジビエとしておしゃれにバージョンアップしたりしていますが・・・。ここら辺の奥深いエピソードは、また今度。
これからも「蜂の駆除」で終わらせるのではなく、蜂食文化を継承していくことの大切さを皆さんにお伝えできたらと思います。
「キャッチ&イート」のエピソードはこれからも続きます!