ここは本当に日本!?ワイン用ブドウ収穫レポート
こんにちは。ワイン&ビアミュージアムのコンシェルジュYです。
9月~10月がワイン用ブドウの収穫が最盛期の東御市。
今回は、とあるワイナリーさんへワイン用ブドウの収穫のお手伝いに行ってきたので、その様子をお伝えします!
天気とにらめっこ!
収穫の際に大事なのは、その天気。収穫作業のしやすさだけではなく、ブドウの性質にも関わってくるそうです。
というのも、収穫前に雨が降ると、ブドウが水分を吸収し、果実が水っぽくなってしまいます。晴れが続いた日に収穫することで、より美味しいワインになるんですね。
生産者さんは、この時期いつも以上に天気予報と睨めっこをして、いつ収穫するかを決めるそうです。
晴れの日が多い東御市とは言えど、ここは見極めが必要です。
こちらがワイン用ブドウ畑。美しいブドウ畑ですね。この日はとても美しい青空が広がっていました。
どこまでも続く美しいワイン畑を見ていると「ええ、ここ日本?」と思ってしまう圧巻の光景です。
黄金色に輝くブドウ達。収穫が待ち遠しいですね。このぶどうが美味しい白ワインになります。
一房一房、丁寧に収穫されるワイン用ブドウ
今回は、黒ブドウの収穫をお手伝いしました。ここから赤ワインの出発に向けて、一房一房、丁寧に収穫していきます。
フランスのようなワイン大国では、機械での大規模収穫が可能ですが、ここでは手作業で丁寧に収穫していくのがスタンダードです。
今年は6、7月の雨が少なかったため、良質なブドウが収穫できたとのこと。ワインの完成が楽しみですね。
ワインの味わいを左右する大事な作業「選果」
収穫しただけでは終わらないのが、ワインづくり。
色の悪いものやシワシワの粒をチェックしながら、一粒一粒選別していきます。悪いものがあれば、ハサミで取り除きます。これを「選果(せんか)」と言います。
徹底的に取り除く造り手さん、あえて少しだけシワシワな粒を残す造り手さんなど、基準はさまざまです。
作り手さんが、作りたいワインを想像して選果の基準を決めています。
お手伝いに行く際も、造り手さんから選果基準をきちんと聞いてから、作業にあたるのがとても大事です。
一見、大丈夫そうに見えても、つぶれてしまっている粒もあります。
これをそのまま使うと、腐敗や酸化などよくない影響をワインにもたらしてしまいます。
選果がワインの味を左右するとあって、皆さん真剣でした。
長時間の作業でしたが青空の下、とても気持ち良かったです。
このあとブドウたちは、様々の工程を経て、タンクで熟成されます。
収穫のお手伝いのススメ
東御市では、まだ収穫が続いており、ワイナリーさんによっては11月上旬まで行っており、ボランティアも募集しているところもあります。
秋空の下、深呼吸をしながら収穫ボランティアをしてみてはいかがでしょうか。
ボランティア情報は、多くがワイナリーさんのSNSに掲載されています。
東御市のワイナリー情報は以下から。
http://tomiwine.jp/
自分で収穫したブドウで作られたワインは、愛着が湧くこと間違いなしです。
皆さんも、ブドウ畑に足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、東御市のワイナリー情報がゲットできたり、ワインの試飲・購入ができる「湯楽里館ワイン&ビアミュージアム」へも是非お越しください!
我々コンシェルジュが、東御ワインの魅力をお伝えします。
http://tomi-kosya.com/winebeer/