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刀剣ブーム×ふるさと納税

1 刀剣ブームがきてる!

こんにちは、東御市ふるさと納税担当です。
みなさんは、日本刀に興味はありますか?

日本刀というと、ある程度年配で、骨董を趣味にしている方が収集しているというイメージがあるかと思います。

しかし最近では、日本刀の名刀を男性に擬人化した「刀剣男子」を収集・強化していく育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞」から、若い世代にも日本刀に興味をもつ方が増えています。


「刀剣乱舞」は、そのキャラクターデザインや「刀剣男子」を演じる声優から特に女性に人気があり、その女性ファンは「刀剣女子」と呼ばれています。


ミュージカルや舞台化もされ、そこに出演する俳優は「2.5次元俳優」呼ばれ、“はまる”女性も多いようです。

また、Youtubeでは、「刀剣乱舞 剣奉納プロジェクト『はじまりのうた はじまりの剣』~刀剣文化と願いを未来へ~」と題した動画が公開されています。


2 東御市在住 宮入法廣刀匠

この動画の中にも登場し、奉納した剣「奉献の剣 銘 人 天長地久」を作成したのが、東御市に在住し鍛錬場を構える宮入法廣(みやいりのりひろ)刀匠です。

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宮入刀匠は、人間国宝隅谷正峰師に師事し、平成7年には「新作名刀展」にて無鑑査(※)認定。

※無鑑査とは、現代刀職展(旧新作名刀展)において、決められた賞を複数回以上受賞した者で、人格が高潔であり、刀匠として抜群の技量が認められる者に与えられる資格。


平成22年には、「新作名刀展」において最高賞の「正宗賞」を受賞しています。
また、平成23年には「長野県無形文化財技術保持者」に認定され、日光二荒山神社の依頼による黒田家伝来の国宝「日光一文字」の復元などを行っています。

3 ふるさと納税返礼品に登場「刀子(とうす)」

こんなにも素晴らしい経歴をお持ちの刀匠がこの度、東御市ふるさと納税に返礼品をご提供してくださいました。

ご提供いただいたのは「刀子(とうす)」です。

DSC02508(R3.9.14木村さんより)

刀子とは、
奈良時代から平安時代の初期にかけて都の人々の装身具兼おまもりとして、皇居に参内する人々が常に前帯にかけていた全長22㎝~24㎝ほどの小刀のことです。
本来は、木を削ったりする文具の一種であったと思われますが、外装に当時の貴重品である外国産の素材を使用したことから、本来の使途よりも、一種の装飾、あるいは身分を表す道具となり、また護符、マスコットというようなものになったと考えられています。
奈良の正倉院には、約千二百年前の橘三千代夫人(光明皇后の母)が帯用したと伝えられる刀子があり、男子ばかりでなく貴婦人も用いていたことがわかっています。

刀子の外装には、象牙や紫檀、真珠などが用いられ、いずれも工芸の粋を尽くしたものであったため、時代がたつにつれ、これらの素材の入手が困難になり、制作技術も消滅していました。

それを宮内庁正倉院事務所の依頼により、復元させたのが、宮入刀匠です。
宮入刀匠は、天平の昔の刀子を観察し、当時の制作技術を解明して、見事復元に成功しました。(平成21年 宝物「黄楊木把鞘刀子」の復元制作 平成22年 宝物「小三合刀子」の復元制作)

これは、刀鍛冶の技術だけではなく、刀身にぴたりと合う鞘の作成や細かな装飾技術などを持ち合わせた宮入刀匠だからこそ成し得た復元です。
この現代において、高い技術力が必要となる刀子はとても貴重なものであると言えます。

今回のふるさと納税以外では、なかなか手に入るものではありません。
ご興味のある方は、東御市ふるさと納税ページ(ふるさとチョイス・楽天ふるさと納税)をご覧ください。
また、刀剣にご興味のある方にぜひお知らせください。

【ふるさとチョイスはこちらから】




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