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日本代表の「オラホビール」が愛される理由

みなさん、ビールはお好きですか?私は大好きです。
そして、東御市には自慢のクラフトビール「オラホビール」があります。
先日、ふるさとPR大使の丸山さんもSNSにアップしてくださっていましたね。

そんなオラホビールがなにやら賞を受賞したということで、取材に行ってきました!
お話をお聞きしたのは、オラホビールマーケティング担当の高玉さんです。

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―今日はよろしくお願いします。まず、World Beer Awards(ワールドビアワード)について、教えてください。


World Beer Awardsは年に一度、イギリスで開催されている世界最大級のビール審査会です。ビールのスタイルに応じてNo.1を決定して、さらにそのスタイルを統合する上位カテゴリでのNo.1を決定するものです。オラホビールは2015年から出品していて、以前も受賞させていただいています。

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―いろんなカテゴリがあるんですね!出品数もかなりありそうですね。

はい。実はこの審査会、国内予選があるんですよ。

―え!それは熾烈な戦いの予感です…

はい。最近では大手メーカーさんも出品されています。
仕組みとしてはまずは、スタイルごとの日本代表、そして銀賞・銅賞を決めます。
日本代表を「カントリーウィナー」として、そのカントリーウィナーがイギリスへの本選へ出場することができます。
それで今回、国内での予選でキャプテンクロウが「ペールビター4.5~5.5%」というスタイルの分類でカントリーウィナー、ゴールデンエールが「ペールゴールデンエール」というスタイルの分類で、銀賞を受賞することができました。

―つまり、キャプテンクロウがペールビター4.5~5.5%の日本代表になったということですね!

そういうことです。残念ながら、イギリスでの本選では受賞はできませんでしたが、日本代表であるカントリーウィナーとなれたのはうれしかったです。

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―味はもちろん、オラホビールの特徴はそのデザインですよね。


そうそう、World Beer Awardsには味を競う「Taste」部門と、デザインを競う「Design」部門があるんです。かつて、デザイン部門で雷電カンヌキIPAが国内予選で金賞を受賞したこともあるんですよ。

―さすが!ほんと、オラホビールのデザインでかっちょいいですよね。東京でもキャプテンクロウのデザインをよく目にする!という方の声をききます。


ありがとうございます。デザインはかなりこだわっていて、お隣の小諸市出身のデザイナーさんにやっていただいています。

実はビール缶のデザインって本当に難しいんです。オラホビールはスーパーマーケットをメインに販売しているので、棚に陳列したときに目を引くデザインでなければいけないのですが、重要なのはバランスです。
あまり海外のようなデザインすぎると親近感がなくなってしまいます。かといって、野暮ったいデザインだと手に取ってもらえなかったり…そんなことに気を付けながら、デザインを検討しています。
今はコロナ禍でなかなか行けませんが、東京へ行った際にはスーパーマーケットへ行って、商品棚を見るなどして、情報収集しています。
特に雷電カンヌキIPAは、海外でも注目していただけるデザインだと思っています。

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―なるほど。でも今じゃすっかりこのデザインも定着しましたよね。そういえば、近所のドラッグストアでもこのデザインを見つけて、なんだかうれしくなりました。


あ、見つけていただきましたか!県内をはじめとして岐阜や北陸地方にあるウェルシアさんというドラッグストアで、8月ごろから取り扱っていただいています。

―本当にこのあたりでは身近な存在ですね。毎日飲みたいくらいです。
せっかくなので、高玉さんおすすめのオラホビールに合うお料理、教えてください!


そうですね、キャプテンクロウだったらホップがしっかりしているので、キーマカレーだったり、ハンバーガーのような肉汁があってジューシーでスパイシーなお料理とあいますね。
ゴールデンエールだと、チーズの盛り合わせとかおすすめです。

―チーズの盛り合わせ!なんだかワインみたいですね。お腹すいてきました。


そうですね。チーズ鱈とかもいいですね。
ゴールデンエールはボディが軽く、素材の良さを引き立ててくれるので、白身魚のムニエルとか、バーニャカウダなんかいいですね。
雷電カンヌキIPAはトロピカルな味わいが特徴なので、アジアン料理が合うとおもいます。ガパオライスと合わせてみたら、ぴったりでした。

―さらにお腹すいてきました…また試してみます!ところで、コロナ禍の影響は何かありましたか?

家飲み需要が高まっているようで、出荷量に顕著に表れていますね。昨年、工場の設備を更新して、火入れができるようになったので、常温の流通が可能になったこともあります。
また、キャンプなどのアウトドアの需要もあるようです。

―あ!ちょうど先週、知人がソロキャンプでオラホビールを楽しんでいる姿を送ってくれましたよ(勝手に見せびらかす)

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わぁ!楽しんでいただけているようで、うれしいです。
やはり瓶より缶のほうが持ち運びしやすく、処理もしやすいので、アウトドアにはぴったりですね。

一方で、都心でのPRができないというのがなかなか大変ですね。
昨年4月に、ゴールデンエールやアンバーエールなどの定番商品をデザインとレシピを一新して発売したのですが、ちょうど緊急事態宣言と重なったので、試飲イベントなどの積極的なPR展開ができず、苦しい時期でした。
しかし、そんなゴールデンエールが銀賞を受賞できたという結果に表れたので、とてもうれしかったです。

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―感動的です…普段オラホビールを楽しんでいる方に何かメッセ―ジはありますか?


本当に、いつもオラホビールを飲んでくださってありがとうと伝えたいです。
また普段、SNSでオラホビールを楽しんでいる姿を拝見しているのですが、とてもうれしく感じています。
その中でも「普段はビールは飲めないけれど、オラホビールは飲めた!」だったり、「ビールの味がわかるようになった!」という声を見ると、感動しますね。
…実は私も、学生時代ビールが飲めなかったんです。

―ええ!?本当ですか!?

はい。ビールは苦い…っていうイメージだったんですが、クラフトビールに出会って色んなビールの味わいを知って「これなら飲めるかも」と味わうようになって、今に至ります。
なので、自社のビールがみなさんの「おいしい」「たのしい」という経験につながっているというのが本当にうれしいですし、今の時代はSNSなどを通じてそれを知ることができるのがありがたいです。
ぜひ、オラホビールを味わっていただいたらSNSで発信してくださるとうれしいですね!

―オラホビールは、造り手の皆さんはもちろん、飲み手のみなさんも積極的に発信してくれるほど、魅力にあふれているんですね。季節ごとに発売されるシリーズもありますよね。

はい。オラホビールはその季節に応じて仕込みをかえる「ビエール・ド・雷電」というシリーズを展開しています。今は「秋仕込み」ということで、フレッシュな自社ホップを使った商品を展開していて、好評をいただいています。
11月には冬ならではの芳醇な味わいの「冬仕込み ポーター」を発売予定です。是非お試しください。

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―発売が楽しみです!今日はありがとうございました!

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【編集後記】

東御市自慢のクラフトビール「オラホビール」。
その背景には、審査会で受けた素晴らしい評価だけでなく、デザインへのこだわり、飲んで下さる方からの嬉しい反応など、愛される秘密がたっぷりつまっていることがわかりました。「ビールを飲んだ時に感じる幸福」が、造り手と飲み手の架け橋になっているのは、地域のクラフトビールならではなのかな、と感じました。
この記事を書いている間にもオラホビールが飲みたくなってきました…
そんなオラホビールは、東御市公式オンラインショップやふるさと納税でゲットしていただくことができます。是非、お試しください!

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