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地域とつながれるおためし移住シェアハウスを訪ねてきました

こんにちは!長野県東御市役所で移住相談を担当しているSです!

突然ですが、東御市の田沢(たざわ)という集落にやってきました。

青空がきれいすぎる

こちらの集落には、東御市で初めてのワイナリー「ヴィラデストワイナリー」やワインづくりを志す全国の方があつまる場所「千曲川ワインアカデミー」が開講されている「アルカンヴィーニュ」などがあります。

そんな集落に空き家を活用した素敵なお試し移住シェアハウスがあるということで、オーナーさんにお話を聞かせてもらうべく、やってきました!

空き家をリノベーションしています

こちらが、移住お試し古民家シェアハウス「#248 tazawa」
オーナーの辻佳苗さんにお話を聞きました。

―この物件にはどのようにめぐりあったのですか?

辻さん
「元々、この古民家は東御市の空き家バンクで見つけました。
手に入れた当時は、まだどんな方法で活用するか決まっておらず、地域のみなさんにアンケートをとったり見学会を開催したりして、活用方法を検討していました。
そのアンケートの意見や、この物件の間取りから考えてお試し移住シェアハウスにしよう!と決めました」

オーナーの辻さんは千葉県出身。フリーランスで出版関係のお仕事をしています

―辻さんご自身も移住者ですよね。

辻さん
「はい。私自身、東日本大震災をきっかけに長野へ移住を検討する中で、家探しにとても苦労した経験もあり、まずは気軽にお試しできる場所があってもいいのではと思っていましたし、この物件の間取りもシェアハウスに向いていたこともありました。
1階に共同キッチンを構え、2階が居住スペースです。2階にもミニキッチンがあります。」

1階の共同キッチンはDIYでリノベーションしたそう

―実際にこちらに入居している方は、どんな方ですか?

辻さん
「現在、4名の方に入居いただいています。
東御市に移住を検討している方が2名、またワインづくりを志して市内で研修をしている方が2名です。
実は移住を検討している方は、土地を手に入れて市内に定住することも決まっています」

玄関には東御ワインのボトルがずらり

―おー!素晴らしいですね!着々と定住へつながっていますね。

おや、2階の共同キッチンのお鍋からいい匂いがしてきていますね…?
と、現れたのは私も相談対応をさせていただいた入居者Kさんです。
ご無沙汰です!こちらに入居して、どのくらいですか…?

Kさん
「2年になりますね。
元々、知り合いがこちらに移住していたことがきっかけでした。
東京に30年以上住んでいましたが、土に近いところで生活したいと思っていたんです。
行き来するうちに東御市に住みたいなあと思うようになり、このシェアハウスにやってきました。
あ、お鍋で煮ているのは大豆です。みんなで醤油づくりや味噌づくりするのも楽しみの一つです」

入居者のKさん

―ザ・信州の生活!って感じですね。
移住を検討する際に、まずはアパートという手段もあると思いますが、シェアハウスに住んでみていかがですか?

Kさん
「移住を検討するにあたって、やはりこちらに腰を据えないと、情報が手に入りづらいと思います。
アパートもいいとは思うのですが、シェアハウスだとより深い人間関係を築くことが出来ると思います」

辻さん
「シェアハウスではありますが、地域とつながることを大事にしたいと思っています。
コロナ禍でこれまでなかなかできなかったのですが、地域の皆さんを招いての交流会なども再開しています。
都心からの移住者もいたので、我々のほうが遠慮していたのですが、地域の皆さんはやりたいと思っていてくれたようです(笑)。」

―都会のシェアハウスでは想像できない暖かさがこの地域にはありますね!

辻さん
「単なるシェアハウスの運営をしているだけではなく、入居者さんの土地探しやバイト探しまで手伝っています(笑)」

―そ、そんなことまで!
ところで、この記事をきっかけに、住んでみたいという方も出てくると思うのですが、いま空きってありますか…?

辻さん
「はい、定住に向けて準備している方もいるので、今後空きが出る予定です!」

―それは耳寄り情報ですね!
どんな方に入居していただきたいとかって、ありますか…?

辻さん
「食いしん坊な人ですかね」

―えっ!!く、食いしん坊ですか!

辻さん
「この集落にはワイナリーやワインアカデミーもあるほか、野菜や果物もおいしいものばかりです。
また地域の方からジビエも届けていただけます。牛肉よりジビエをたくさん食べているかもしれません(笑)
歓迎会や収穫祭など、みんなで食卓を囲む機会が多くありますので、グルメに興味がある方はぜひ!」

―最高ですね…食いしん坊な私にはたまりません…

辻さん
「その他にも、『大人の部活』と称してみんなでワイン用ぶどうを育ててワインを作る取り組みを始めたほか、このシェアハウスに隣接する蔵を改装して、一棟貸しの宿を始めました」

―お宿ですか!気になります!是非そちらも見せていただけますか…?

蔵を改装した一棟貸し宿『わ蔵』

辻さん
「こちらが一棟貸し宿『わ蔵』です。
ワイナリー巡りをするとなるとハンドルキーパーさんが必要ですよね。
私自身もお酒が大好きなのですが、多くのワイナリーがあるこの集落で、宿がないのはもったいない!と思い、徒歩でワイナリーにいけるこの場所に宿を構えることとしました」

―わかります…私もお酒大好きなのですが泊まるところがないとキツイですよね…
いやー、蔵の趣も残しつつ、オシャレな感じもありますね!

蔵のつくりを生かした吹き抜け

辻さん
「梁はそのままに改装して、今年の8月にオープンしました。
北アルプスも見えるんですよ」

窓から見える山々はまるで絵画のよう

―ひゃー、素敵!とても贅沢な時間が過ごせそうですね。

辻さん
「ご家族でゆっくり過ごしたいという方や、友人同士で誕生日をお祝いしたいという方の利用もあります。
もっとワイナリー巡りをしたいという方に来て頂ければうれしいですね」

▼詳しい情報はインスタから!
https://www.instagram.com/kura.vacation

梁をいかしながら、モダンな作りが映えます

―シェアハウスや宿、ワインづくりまで地域とつながりながら活動をしている辻さんのお話、大変興味深かったです。ありがとうございました!

取材後記
移住相談を担当して7年目になりますが、東御市に移住して暮らしている方の特徴は「地域とゆるくつながりながら、自分らしく生活できる」ことかな、と日々感じています。
このシェアハウスは、移住の一歩手前からそんな暮らしを楽しめるきっかけになるはずです。
是非、こちらのお試し移住シェアハウスにご興味のある方は以下のリンクをご覧ください!

東御市では1泊2日~6泊7日の短期間で滞在できる移住体験施設「102」のご用意もあります!
ご興味のある方は東御市移住定住ポータルサイトをご覧ください!

(東御市企画振興課・S)


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