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湯の丸高原に3Dプリンター製の像?! 見に行ってみた

東御市の涼しい夏を満喫しています。
ゆるっとうみ発信隊の小林です。

6月末、とある彫刻家から一本の電話がありました。

「僕が作った像のお披露目式があるから取材しに来て」

「像」って何の像だ……?
との疑問を抱きながらも、たまたま湯の丸「つつじ祭り」の時期と重なったこともあり、取材を快諾した小林。

現場に着くと、謎のオブジェが佇んでいました。

成人男性や脚立より大きい "何か"

白い布で覆われた巨大な "何か" 。
これから除幕式が行われ、お披露目がされるのだとか。

さて、どんな形なのか……
いよいよその時がやってきました!

いよいよ除幕の瞬間!
「顔のおおい」を取り除いて……
ジャーーン!

堂々お披露目となった、この像。
全長なんと2m30cmと、かなり大ぶりです。

GMOアスリーツパーク湯の丸の陸上トラック横に設置されている

「明日へのはばたき」と名付けられたこの像。
製作したのは、彫刻家で、
東御市・地域づくり特任支援員の堀田光彦さんです。

東京藝術大学助手でもある堀田さん

小林に電話をしてきたのは、堀田さんでした。

堀田さん
「アスリートだけでなく、近くに住んでいる子どもたちが、自然あふれる中で成長していき、明るい未来へ飛び立っていってほしいという思いを込めました」

製作の思いを語る堀田さん

子どもたちへの思いを込めた像。
鳥を羽ばたかせる少年にその思いが宿っています。

少年が乗っている楕円形の台座の部分には、
東御市にちなんだ動植物の彫刻が施されています。

オオルリシジミの彫刻
湯の丸高原で夏の間放牧されている牛のイメージ

それだけではありません。
実はこの「明日へのはばたき」には、もう一つ、
ビックリなポイントがあるんです。

堀田さんが作ったのは高さ30~40cmほどの粘土の模型

実はこの像、堀田さんが製作した小さな粘土の模型を、
3Dプリンターで拡大して成形した、
いわば「3Dプリンター製」の像なんです!

製作工程はこうです。

堀田さんが粘土で小さな模型を製作

地元の企業「ミマキエンジニアリング」が堀田さん作成の模型をスキャンし、3Dプリンターで拡大・成形。

全長2m30cmの像が完成!

堀田さん曰く、この像イチバンのこだわりの部分とのこと

3Dプリンターで作ったことを強調するため、
通常はヤスリがけをしてツルツルにする表面に、
3Dプリンターの印刷過程で出来る溝をあえて残しているそうです。

子どもたちの飛躍を見守っている

3Dプリンターで出来た、巨大な少年の像。

湯の丸へお越しの際は、ぜひ近くでご覧ください。

⬆⬆除幕式当日の様子が動画になっています⬆⬆

(ゆるっとうみ発信隊・小林)

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